快適さと省エネを実現!断熱性能の高い家の魅力とは

architecture 断熱

住宅の断熱性能は、快適な生活環境を実現するだけでなく、ランニングコストの削減や健康的な暮らしにも大きな影響を与えます。断熱性能の基本から各等級の違い、高断熱住宅が実現する暮らしのメリットまで、詳しく解説していきます。快適で省エネ、健康的な住まいづくりに役立つ情報が満載ですので、ぜひご一読ください。

1. 断熱性能が高い家とは?基本をしっかり理解しよう

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断熱性能が高い住宅とは、外部からの気温の影響を抑え、室内を快適な温度に保つことができる住宅のことを指します。これにより、季節に左右されず、居住空間を心地よく保つことが可能になります。以下では、断熱性能の基本的な理解を深めるために、いくつかのポイントを詳しく説明します。

断熱性能の重要性

  1. 快適な住空間の実現
    断熱性能とは読んで字のごとく、「熱」を「断」つ能力のことを指します。断熱性能の高い住宅は、室内で冷暖房器具を使用したときの室温を一定に保つことができるため、夏は涼しく、冬は暖かいという理想的な住環境が確保できます。これが、断熱性能が高い家の最も基本的で重要な要素となります。
  2. エネルギー消費の抑制
    断熱性能が優れていると、冷暖房で調整した室温が外に逃げにくくなります。結果として、光熱費を大幅に削減することができます。一般的な住宅の断熱等級4から高断熱住宅の断熱等級6、7では、30%~50%削減できるといわれています。
  3. 健康的な住環境
    外断熱工法で施工した高断熱の家は、結露が発生しにくい特徴があります。特に、日本の夏は湿気が多く、冷房の利かせすぎによる夏型結露によって、壁の中で結露が発生し、カビやダニが繁殖することもあります。高断熱の住宅では、結露の発生を抑制することで、アレルギーや呼吸器系の病気のリスクを減少させることができます。また、室内の温度差を小さくなるため、ヒートショックのリスクも軽減されます。

断熱性能に関する基準

断熱性能を測るための基準として、主に以下の2つが用いられます。

  • UA値(外皮平均熱貫流率): この値は、家の外部の熱の移動を示しています。値が低いほど、優れた断熱性能を持つことを意味します。0.46以下であれば高断熱住宅と呼ばれることが多いですが(寒冷地を除く)、この基準も日本は遅れているとたびたび指摘されています。いまから新築または大規模断熱改修を考えている人は0.3~0.2を目指すことをおすすめします。
  • Q値(熱損失係数): 家全体から熱がどれだけ流出するかを示す数値です。こちらも数値が小さいほど断熱効率が高いことを表しています。ひと昔前にはこのQ値が断熱性能を示す値としてよく用いられていましたが、近年では上記のUa値で断熱性能を示すことが多いです。

断熱性能を高めるためのポイント

断熱性能を高めるためには、以下の要素に注意を払うことが重要です。

  • 信頼できる施工業者の選定: 断熱性能は簡単に言うと、断熱材の性質と厚みで決まります。要するに、カタログスペックとしてUa値が高断熱と記載されていても、施工がずさんであれば実際できた住宅は全く高断熱住宅ではない、ということも十分あり得ます。(本来あってはならないのですが、、)施工業者の実績や評価を事前に確認するのが重要です。
  • 信頼できる工務店の指標:指標としておすすめなのが、高気密な施工をうたっているかどうか具体的にはC値1.0以下の施工ができるかどうか、です。気密とは住宅に隙間がどれだけあるか、という意味になり、高気密な住宅ほど隙間が少なります。せっかくの高断熱住宅も隙間風が入ってきてしまっては台無しですよね。なので気密と断熱はセットで語られることがほとんどです。高気密が施工業者の評価に適している理由は、気密は断熱とは違い、設計時点で決まるものではないから、という点です。気密性能はC値という値で示されるのですが、これは、完成した住宅に専用の機械を使って初めて測定できます。そのため、どれだけ完璧な設計をしてハイグレードな仕様を採用しても、C値は一般住宅並み、といったことも普通にあります。そこで、普段から気密測定を行っている施工店や、測定結果を公開している会社は施工に自信を持っていると考えてよいでしょう。

これらの要素を踏まえることで、断熱性能の高い住宅を実現し、快適で健康的な生活を送る基盤を作ることが可能となります。

2. 断熱等級の違いを徹底解説!失敗しない等級の選び方

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このセクションでは、各断熱性能等級の違いを詳しく解説し、納得のいく選び方のポイント、おすすめの断熱性能等級をお伝えします。

断熱性能等級とは?

「断熱性能等級」とは、住宅がどれだけ優れた断熱性能を持っているかを示す指標です。日本では、この等級は1から7までに分類されており、数字が大きいほど断熱性能が優れていることを意味します。「どの等級を選ぶべきか?」と悩む方も多いと思いますので、ここでは特に重要な等級について解説します。

各等級の特徴

  • 断熱等級1: 昭和55年以前の基準に達していない状態で、居住空間としては十分ではありません。
  • 断熱等級2: 旧省エネ基準に基づいていますが、断熱性能が未だ低く、居住には適していません。
  • 断熱等級3: 現行の新省エネ基準に沿っているものの、現代の基準と比較するとやや物足りなさがあります。
  • 断熱等級4: 平成11年に施行された次世代省エネ基準に適合し、多くの新築住宅で標準となっています。2025年からは新築住宅すべてにこの基準が求められます。
  • 断熱等級5: 2022年に設定された新たな等級で、ZEH(ゼロエネルギーハウス)基準を満たしています。2030年以降は、すべての新築住宅がこの等級に合致することが求められます。
  • 断熱等級6: HEAT20 G2レベルの断熱性能が求められており、特に冬の室温保持に関する基準が厳格です。
  • 断熱等級7: HEAT20 G3基準を満たし、最高等級として知られています。この等級は、冬でも快適な室温を保持したい方に特に推奨されます。

今から新築で家を建てる人は少なくとも断熱等級5以上は確保したいところです。予算との兼ね合いで6、7を目指すとよいでしょう。ただ、断熱等級7は工法によっては、実現不可能であることもあるため、無理に目指す必要は全くありません。全体のバランスをみて狙えるならば狙う、くらいの感覚がよいでしょう。

3. 家の断熱性能を上げる4つの重要ポイント

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家の断熱性能を向上させるためには、いくつかの重要な要素を理解することが必要です。本記事では、特に効果的な4つの手法について詳しくご紹介します。

1. 壁・屋根・床に断熱材を正確に施工する

断熱性能を向上させるための最初のステップは、壁、屋根、そして床に適切な断熱材を設置することです。これにより、室内の熱が外に逃げるのを効果的に防ぎます。施工の際には、隙間をきっちりと埋めることが重要です。また、使用する断熱材の種類や性能も考慮すべきポイントです。主に以下の2つの施工方法があります:

  • 充填断熱工法:壁や床の内部に断熱材を挿入する方法で、コストを抑えつつ納得のいく効果を発揮しますが、柱からの熱漏れに注意が必要です。
  • 外張り断熱工法:建物全体を断熱材で包むアプローチで、得られる断熱性能は非常に高く、気密性の向上にも寄与します。

2. 窓の断熱性能を強化する

次に注力したいのは、家の開口部である窓の断熱性能を強化することです。これらの部分からは多くの熱が出入りするため、以下の対策が非常に有効です:

  • ペアガラスやトリプルガラスを使用する:これらの多層ガラスは優れた断熱性能を持ち、熱の流出を効果的に抑えることができます。
  • Low-E膜コーティングのガラスを選ぶ:遮熱性能の高いガラスを採用することで、夏の暑さを和らげ、冬の寒さからも室内を守ります。
  • 二重サッシを導入する:内側にもう1枚の窓を設けることで、熱の出入りをさらに効率的に抑えることが可能になります。

3. 高気密住宅を目指す

前述したとおり、断熱性能を効果的にアップさせるには、高い気密性を実現することが欠かせません。気密性が向上すると、外部の空気が室内に入りにくくなり、快適な温度管理がしやすくなります。気密性を向上させるためには、次のポイントに注意しましょう:

  • 窓や扉の隙間を徹底的に塞ぐ:適切な取り付けを行うことにより、空気の漏れを防ぐことができます。
  • 施工中に隙間を確認すること:建材の接合部に隙間があると、気密性が損なわれるため、細心の注意を払うことが重要です。

これらのポイントを意識して家作りを行うことで、快適で省エネルギーな住環境が実現できます。断熱性能を向上させることは、より快適な暮らしを実現するだけでなく、経済的な負担を減らす上でも大切な要素です。

4. 注文住宅の断熱工事、充填断熱と外張り断熱どちらを選ぶ?

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前述したように、断熱工事の選択肢として、主に充填断熱外張り断熱の2つがあります。それぞれに特性や利点、欠点があるため、どちらを選ぶべきかは重要なポイントです。

充填断熱

充填断熱は、住宅の壁や天井、床下に断熱材を「充填」する方法です。この工法の利点と欠点について見てみましょう。

利点

  • コストパフォーマンス: 充填断熱は、比較的安価な材料と施工方法で済むため、初期投資を抑えたい方には魅力的です。
  • 施工が簡単: 技術的に比較的容易で、一般的な施工業者でも対応可能です。

欠点

  • 熱の逃げやすさ: 柱部分に断熱材が入っていないため、対策をしていないと、熱が逃げる可能性があります。施工店にしっかり確認しましょう。
  • 結露のリスク: 施工品質が悪いと、内部結露を引き起こすことがあり、これがカビや腐食の原因になることもあります。

外張り断熱

外張り断熱は、住宅全体を断熱材で覆う方法です。構造材(柱や梁など)も覆うことになるのが特徴で、特に家全体の気密性を高めるために効果的です。

利点

  • 高い気密性: 家全体を包み込むため、隙間からの熱の逃げを最小限に抑えます。これにより、重点工法に比べ、室温を安定させることができます。
  • 結露防止: 住宅部材を保温できているため、そこで結露が発生しにくく、健康的な住環境を提供します。

欠点

  • コストが高い: 施工に高度な技術が求められ、高品質な材料を使用するため、コストが充填断熱に比べてやや高くなることが一般的です。
  • 施工業者の限界: 外張り断熱は専門知識が必要なため、施工できる業者が限られる場合があります。

どちらを選ぶべきか?

選択の際は、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 予算: 初期投資を重視するなら、充填断熱が適しているかもしれません。
  • 快適性の重視: 家全体の快適性を重視する場合は、外張り断熱が得られるメリットが大きいでしょう。
  • 将来のメンテナンス: 高性能な外張り断熱を選ぶことで、長期的に見てメンテナンスコストを抑えられる場合もあります。

各工法の特徴を十分に理解し、ライフスタイルやニーズに最適な選択を行ってください。最終的には、施工業者との相談も重要です。最近では充填工法でも安全性、快適性を確保できる工法もでてきています。充填工法だからダメ、というわけではなく、欠点を理解したうえでどのように対策できているかをしっかり把握しましょう。

 

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まとめ

家の断熱性能を高めることは、快適な暮らしと省エネを両立させる上で非常に重要です。断熱等級の選択、壁・屋根・床の適切な断熱材施工、窓の断熱強化、高気密住宅化など、さまざまな工夫を凝らすことで、理想的な室温環境を実現できます。注文住宅を建てる際は、自身のライフスタイルや予算に合わせて、充填断熱と外張り断熱のメリットデメリットを検討し、最適な断熱工法を選定することをおすすめします。快適で健康的な暮らしを実現するためには、家の断熱性能向上が不可欠です。

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